LinuxサーバーでCentOSを使っていると、systemctlというコマンドが出てきます。
サーバーのコマンドについて、初心者向けに解説されている記事が少ないので、初心者なりに解説してみたいと思います。
systemctlとは、サービスを管理するためのコマンドです。
サービスとは、なにか?本に書かれていた解説がわかりやすかったので、引用します。
サービスというのは、、OS本体から切り離し可能な、何らかの役割を持ったサブシステムのことです。ログ管理サービスやネットワークサービス、各種サーバープログラムなどがサービスにあたります。サービスを管理するにはsystemctlコマンドを使います。(『ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド』より)
systemctlは、とにかくサービスを起動したり停止したりするために使うコマンドと覚えておけばまちがいないでしょう。
ここで「サブシステムってなんだ?」「ログ管理サービス?」と疑問に思うこともあるでしょうが、ここでは気にしないほうが良い気がします。
ちなみに、sysytemctlコマンドはそれ単体で使うよりも、サブコマンドといって、もう1つのコマンドと組み合わせて使われることが多いようです。
- start サービスを開始する
- stop サービスを停止する
- restart サービスを再起動する
- enable システム起動時にサービスを自動的に開始する
- disable システム起動時にサービスを自動的に開始しないようにする
- status サービスの状態を表示する
たとえば、『ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド』ではPostfixサービス(メールサーバーのこと)を表示、停止、開始するコマンドについて書かれています。
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systemctl status postfix.service |
1 |
sudo systemctl stop postfix.service |
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sudo systemctl start postfix.service |
systemctlとか見慣れないコマンドが出てくると「うわーわかんねー」と思いがちだけど、あまり深掘りせずに「systemctlは、OS以外のサービスを管理するためのコマンドなのね」とざっくり理解しておけばいいのかなと思います。
ちなみに、stopとstartだけsudoコマンドが入ってますが、これは管理者権限が必要だからです。
sudoは「スーパーユーザー(Super User)」のことで、とにかく権限がすごいよ、というイメージで良いかと思います。doはわかりません。
あまり深く調べようとするとわからないことの無限ループになる恐れがあるので、それだけは避けたいですね。
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