ユーミン(松任谷由実)の「翳りゆく部屋」という曲がすごい好きなんですけど、オリジナルってちょっと暗すぎるんですよね。
歌詞とかメロディーは最高なんだけど、全体を包むムードが”悲壮”という感じで。
もちろんオリジナルは良い。でも、このまえ偶然見つけてしまったエレカシ宮本さんのカバーが最高すぎました。
オルガンで始まるイントロは同じなんだけど、それ以外はピアノ、ギター、ドラムをふんだんに盛り込んだバンド構成になっています。
なにより良いのは、宮本さんの鼻にかかったハスキーボイス。これがユーミンの歌詞とあいまって、どうしようもない哀愁を生んでます。
オリジナルは悲壮感とか絶望感が強いんだけど、エレカシのカバーは”黄昏れ感”が表現されていると思います。
歌詞にも”夕陽”という言葉が出てきますが夕陽が差し込む部屋の情景が浮かんできます。
ちなみに「翳りゆく部屋」は荒井由実時代のラスト・ソングです。
正直、本家ユーミンを超えてると思います。それくらい、曲と歌詞が宮本さんのボーカルに完全マッチしていますね。
翳りゆく部屋 エレファントカシマシcover
窓辺に置いた 椅子にもたれ
あなたは 夕陽見てた
なげやりな 別れの気配を
横顔に ただよわせ二人の言葉は あてもなく
過ぎた日々を さまよう
振り向けば ドアの隙間から
宵闇が しのび込むどんな運命が 愛を遠ざけたの
輝きは もどらない
わたしが 今 死んでもランプを灯せば 街は沈み
窓には 部屋が映る
冷たい壁に 耳をあてて
靴音を 追いかけたどんな運命が 愛を遠ざけたの
輝きは もどらない
わたしが 今 死んでもどんな運命が 愛を遠ざけたの
輝きは もどらない
わたしが 今 死んでも
コメント