FXを始めるにあたって悩むのが「いくらの資金で始めるか?」ということ。
お金があるに越したことはないけど、あまり大金を入れるのはちょっと怖い。
だから、なるべく少ない資金でコツコツ始めたいという人も多いんじゃないかと思う。
で、僕が考えたのは「1000通貨でスタートして、勝ちパターンを掴めたら少しずつロット数を上げていく」というやり方。
最初はそれで決まりや!と思ってたんだけど、今日You Tubeを見たら「FX初心者が1000通貨での取引はおすすめしない」という動画があったんだよね。
その理由を簡単に説明すると、1000通貨単位で慣れてしまうと、損切りや利食いの値幅が小さすぎてメンタルが鍛えられないというもの。
1000通貨で始めると、たとえば1円(100pips)動いたとしても1000円の動きにしかならない。
現実的にデイトレで0.1円(10pips)とっても、100円の利益にしかならない。
実際にイメージしてもらうとわかるけど、100円の利益も小さいし、100円の損切りも対してダメージがないんだよね。たしかにそう。
100円落としても、ショックはショックだけどすぐ立ち直れる。
でも、これが1,000円、10,000円と増えたらどうだろうか。自分はFXで1,000円失うこと、10,000円失うことに耐えられるだろうか。
そう考えてみると、初心者が1,000通貨に慣れてしまうのはよくないのかもしれない。
小さい金額の損切り(あるいは利確)に慣れてしまって、いざロット数(売買単位)を上げたときにダメージがデカくなるのは容易に想像できる。
それだったら初心者のうちから1,000通貨ではなくて、10,000通貨からスタートしたほうが良いということなんだよね。
その理屈を説明されて、思わず納得してしまったというか、かなり揺さぶられた。
初心者が1,000通貨でFXを始める良いところ
とはいえ、1,000通貨でFXを始めるメリットは存在する。
- ○ 少ない資金でも始められる
- ○ 損切りをしてもダメージが小さい
- ○ 勝ちパターンを見つけるまで、資金を守れる
僕が1,000通貨がいいなと思ったのは、「勝ちパターンを見つけるまで、資金を守れる」という点。
まだFXを始めたばかりのタイミングだと、自分のトレードスタイルが正しいのかわからない。
だから、勝率が最低でも50%以上で、なおかつリスクリワードが1:2で安定するトレードが確立するまではなるべく資金を減らしたくない。
そういう意味では、最初は1,000通貨ではじめて、少しずつロット数を増やしていくという考え方は合理的ともいえる。
初心者が1,000通貨でFXを始める悪いところ
次はマイナスポイントを挙げてみたいと思う。
- ✕ 1,000通貨で取引できるFX業者は少ない
- ✕ 100pipsとっても、1000円の利益にしかならない
- ✕ ロット数を上げたときにメンタルをやられてしまう
じつは1,000通貨単位で取引ができるFX業者って意外と少なくて、僕が知っている限りだとメジャーどころでは外為どっとコムぐらい。
業界大手(?)のGMOやDMMは最低ロット数が10,000通貨なので、レバレッジ1倍で取引するなら100万円を入金しないといけない(1ドル100円の場合)。
そして、最初に述べたとおり、僕が1,000通貨で始めるうえで大きなデメリットに感じているのは「ロット数を上げたときにメンタルをやられてしまう」ということ。
1,000通貨でやっているころは、-100pipsで損切りしても、-1000円で済む。
でも、10,000通貨で-100pipsの損切りをしたら、ドカンと-10,000円になる。
ロット数を10倍にすれば、損切りのダメージも10倍。
自分が10,000通貨で取引をしていて、含み損を抱えているときの心境がアリアリとイメージできるんだよね。
だから、やっぱり10,000通貨に最初から慣れてしまったほうが、トータルで考えたときにメリットが大きいような気がしてしまう(稼げるようになるまでの時間も短縮できるし)。
最適解は「少しずつロット数を上げる」ことなのか?
さて、初心者が1,000通貨単位でFXをやることの良し悪しを見てきた。
以上を踏まえて、最適解(折衷案)を出すとすれば「まずは1,000通貨で始めてみて、少しずつロット数を上げる」ということになる。至極あたりまえの結論だ。
1ヶ月目は1,000通貨で勝ちパターンを継続して、2ヶ月は2,000通貨、3ヶ月目は3,000通貨…という具合に、少しずつロット数を増やしていくスタイル。
個人的にはキリが悪い単位だと計算がしにくいから、できれば1,000通貨、10,000通貨、100,000通貨と上げていきたいのが本音。
とはいえ、それだとやっぱりメンタルが持たない気がするから、少しずつロット数を上げていって、少しずつ心臓を慣らしていくしかないのかもしれない。
これが現在出せる、自分なりの合理的な答えだ。
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